トラウマを克服したい!「イヤな気持ち」を消す技術、を読んでみた。
今日は苫米地英人先生の「イヤな気持ち」を消す技術、という本を読んで感じたことを書き留めておきたいと思います!
トラウマを抱えている、うつに悩まされている、いつになっても恐怖体験が忘れられないなど、人にはいろいろな「イヤな気持ち」が存在しますよね。
もちろんシロタにだってあるわけです。
少しでもその気持から楽になるためにも、イヤな気持ちになる原因を知っておくだけで、無駄に負の感情に自分がコントロールされることもなくなります。
今回は解決策を明確に提示する訳ではありませんが、私自身この本は気持ちや感情の整理をおこない、心を穏やかにするという意味ではとても役立ちました。
ですので、あなたにも少しシェアさせていただければと思います。
私の恐怖体験とトラウマ
私は小学6年生の頃に、たった一人でダイビングのライセンスを取るために、白浜へ講習を受けに行きました。
はじめはプール講習だったので、それほど恐怖心とか、イヤな気持ちにはなりませんでした。
当時のシロタの夢は、イルカのトレーナーになること。
少しでもイルカに触れ合える機会を増やせる手段が手に入るのだということで、とってもワクワクしていたことを覚えています。
ですが、プール講習を終えて、海での実践が始まったときのことなのですが、えげつないくらいに大きな魚が目の前を通ったのです。
今まで大きい魚なんていくらでもみたことがあるのに、なぜかすっごく怖くなってしまいました。
今思えば、水族館でみるなんて安心した状況ではなく、水の中で自由に身動きも取れず、ましてや視界も悪い状況がより恐怖心を煽ったのだな、ということは冷静に判断がつきます。
でも、当時のシロタはまだ小学生で、たったの12歳でした。
ただただ「うわ!怖い!」という気持ちに支配されてしまいました。
今でもその時の景色は脳裏に焼き付いています。
しかも、その頃はちょうど台風が近づいてきている時期だったので、最終日の講習は海は大荒れ。
波はうねり、海水は濁り、30cm先も見渡せないくらいに海の中は何も見えない状況でした。
当時幼いながらにも、人間って意外にあっけなく死ぬのかもしれないな、なんてことを思ったものです。
悟りを開けるくらいの境地だったのかもしれません...。笑
それ以来、もう10年以上経ちますが、未だに海は怖いです。
波打ち際なら入れないということはありませんが、沖で泳ぐなんてことはもうできそうにもないくらいです。
それでも海に入りたい!トラウマの原因と克服方法
なぜかわかりませんが、それでも海に入りたいなぁと漠然と思っていました。
きっとまだ心の何処かで海に対する憧れを捨てきれていないのでしょう。
そのときに丁度、苫米地英人先生の「イヤな気持ち」を消す技術を読んだことを覚えています。
簡単にいえば、人は生命を守るためにも、嬉しいことや楽しいことよりも、危険だったこと、怖かったことなど、命を脅かす体験を強烈に記憶しているということです。
(かなりざっくりまとめるとなのですが...。笑)
しかも、科学的にも「記憶は嘘をつく」というこがわかっているらしいです。
過去の記憶を思い出すたびに、記憶のパーツが再編され、当時体験したこととは別のことを私達は思い描いているかもしれないということです。(たしかそんなニュアンスだったかと思います...。)
だから、怖かった体験と同じ状況に陥ると、当時の体験で得た恐怖心が何倍にもなって蘇っている可能性があるということなんですよね。
シロタもそういった状況を何度も経て、より海が怖く感じたのは確かだと思います。
この本でそれらのことを知ってから、冷静に考えることができるようになりました。
まだ、完全に海に対するトラウマであったり、恐怖心は拭いきれていません。
ですが、最近は海に入って当時の体験を思い出しても、同時に「大丈夫、怖くない!」なんてことを考えたり、本当に声に出して言ってみると、案外大丈夫なんです。
これがアファメーションになるのかはわかりませんが、結局何度も同じ状況を体験して、それを怖くないことなんだと自分で経験することが、トラウマを克服するには最も手っ取り早い方法なんだなと感じています。
もちろん急に沖に入ることなんて無理なわけですが、海が深そうなところを岩場から見下ろすだけとか、地味なとここから始めるわけです。
2分とか、3分とか短い時間でも、繰り返していくことが大切。
特にトラウマを克服したい気持ちがなければ、無理に克服する必要もないと思いますが、自分で何か克服したいことがあるなら、小さなことから始めるだけでも、今とは随分違う未来を見れるかもしれません!
そう考えることで、自然とポジティブで前向きな気持になることができるようになりました。
これらが全てあなたにも当てはまるかどうかは別として、そういった原因や事実を知っておけば、無駄に恐怖や悲しみなどの記憶や感情に縛られることは少なくなるのではないでしょうか?
シロタもまだまだ海に対する恐怖心は拭いきれていませんが、これからも避け続けるのだけはやめようと思っています!